清水寺随求堂・京都全力冬の旅⑧【フォトエッセイ・三度の飯より寺社仏閣】

東寺からバスに乗り、最寄りの清水道バス停ではなく、ひとつ先の五条坂バス停で下車する。

清水寺に行くのはすっごく久しぶり。

だけど近年のインバウンド人気で清水坂から上がると混雑がヤバそうなので、脇道の五条通から上がろうと思ったのだけど…こっちも外国人向けの貸衣裳屋がめっちゃ増えてて意外と混んでた。

茶わん坂ですら外国人がたくさん。

急な坂道をせっせと上がって、やがて清水坂と合流すると……地獄のような混雑ぶり。

ほとんどが中国人かベトナム人、ちらほら欧米人、といった感じで、お土産屋さんも外国人向けの店舗、接客に変わってて、何だか少しさみしさを感じる。

にしても、とにかくこの人混みに足踏みしてたらいつ辿り着けるか分からないので、高速道路で煽り運転する車のごとく外国人の波を掻き分け進む。

着いたよお。どっと疲れたよぉ。

これ、消しゴムマジックで何人も消した後の写真です。実際はもっともっとたくさんいて、日本人は1割くらいしかいませんでした。

今回の目当ては清水寺の舞台、ではなくて、随求堂と言うお堂の特別公開。

随求堂は初めて行くのだが、通常拝観券の不要な場所にあるので、舞台と随求堂両方見たい方は拝観料が2か所分かかるので注意です。

清水寺、随求堂。

今回冬に京都を訪れようと決めたのは、駅の看板で偶然こちらの特別公開の事を知ったからです。

随求堂は胎内巡りの出来るお堂ですが、なんとこちらには大随求菩薩坐像と言う秘仏があって、2018年に222年ぶりに公開されて以降、6年ぶりにまた見られると言うのだから、これは行かなくては!と思った次第。

舞台の方に向かう外国人はめちゃくちゃ多かったけど、随求堂の方は特別拝観に訪れた日本人のほうが多い印象で、混雑してなかったのでじっくり見ることができました。

せっかくなので胎内巡りもしてみたけれど、胎内巡りに入った途端、逆走してくる外国人と何人もすれ違う始末。

狭い上に暗い胎内で逆走はやめてくれぇ! 危ないよぉ!

随求堂の胎内巡りでは、胎内の先に置かれた「随求石」に触れると願いが叶うのだそうです。

入口から出口まで張られた数珠の手すりを左手で離さないよう進みます。

中に入ると目は全く役に立たない暗黒の世界。左手で触れる数珠だけが頼りなので、数珠から手を離さないように、ときちんと入口で説明もあります。

「随求石」の置かれているところに近付くと少し光が見えてくるのは、石の場所を示しているから。

石に触れ、願いを込めて先に進むと、出口はもうそこに。

光差し込む場所へ到達すると、やはりふっと肩の力が抜けていくようでした。

せっかくだから舞台の方にも行きたかったけど、拝観受付も大行列で時間が掛かりそうだったので諦めました。

清水寺を出て、産寧坂、二寧坂、高台寺前を通り抜けて八坂神社へ向かいます。

こちらも混雑してたけど、清水坂よりはまだマシな感じ。

しかし、気軽に来れる感じでは無くなったなぁ…。

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