シャクナゲと五重塔 室生寺・奈良全力フリーきっぷ旅⑥【フォトエッセイ・三度の飯より寺社仏閣】

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奈良フリーきっぷ旅2日目です!

2日目は前日岡寺で買った奈良大和四寺巡礼の残り三寺、室生寺・長谷寺・安倍文殊院の3か所を訪ねようと思います。

室生寺が一番時間がかかる場所にあるのと、駅からバスに乗らなくてはならないのでまずは室生寺を目指すことに。

室生寺は近鉄の室生口大野駅から奈良交通のバスに乗って約20分のところにある山の中のお寺。

バスに乗ってすぐ、大野寺バス停の川原の向こうにとっても薄くなってしまって肉眼でも分かりにくいのだけど、仏様の彫られている崖があるのです!

大野寺の磨崖仏で、バス停のところから川原に降りることが出来る。でもじっくり見たい人は室生寺の帰りに寄るのがオススメ。

行きだと時間によっては帰りのバスが終わっちゃう!なんて事にもなりかねないので…。

この写真もただの崖にしか見えないな…。

Googleとかで拡大された写真でも分かりにくい…それだけ薄くなってるので、見たい方は早めに見に行ったほうが良いと思う場所のひとつです。

室生寺バス停から歩いて5分。

入口の赤い太鼓橋にたどり着いたー!

赤い橋と青もみじのコントラストが良い!

室生寺は天武天皇の勅願により建立されたと言われる真言宗のお寺で、また高野山が女性の参拝を禁止していた事にから高野山の代わりに女性でも参拝可能なお寺として「女人高野」とも言われていたそう。

参道にある三宝杉。

いずれも樹齢100年を超す巨木で、本来は3本立っていたが数年前に一本倒れてしまった。

三宝杉の先で拝観受付を済ませたら、仁王門へ。

赤と青の仁王様が守護している。

仁王門の先に池があった。

もう少ししたら睡蓮が咲くのだろうけど、その時期もまたキレイだろうなぁ。

階段をせっせと上ったところにある金堂。

金堂自体は平安時代に建てられたと考えられているけど、前方に迫り出してる部分は「礼堂らいどう」と呼ばれ、江戸時代に増設された部分なのだそう。

まったく違和感を感じない。

中には国宝の釈迦如来立像や、薬師如来立像、文殊菩薩立像、十二神将立像などが安置されていて、期間限定の特別拝観時には金堂の中に入って間近で仏像を観ることができる。

金堂の左下にある弥勒堂。

もともとは奈良公園にある興福寺で建てられたものを移設したものと言われ、中には逗子に納められた弥勒菩薩様が安置されている。

室生寺は山の中だから空気は涼しいけど、日差しが暑いね。

金堂からまた階段を上がると本堂にたどり着く。

こちらには室生寺御本尊の如意輪観音菩薩像があり、何となく女性的な印象を受ける仏様だった。

本堂でお参りを済ませたら、御朱印窓口があったので御朱印をいただいた。

静かで、厳かで、新緑の緑がとても眩しい。

本堂を出て、隣の階段を上がる。

ここが室生寺で一番有名なフォトスポットで、室生寺を紹介する媒体ではだいたいがここの写真を使用しているんじゃないかな。

誰もいなければ塔を真正面にして撮るのが一番良さそうだけど。

この五重塔は平安時代初期に建てられた国宝で、屋外に建つ五重塔の中では国内最小なのだそうだが、それでも16mある。

16mで最小なのか…塔ってすごい…。

シャクナゲの花が少しだけ残っていた。

五重塔の階段びっしり咲いてたら、さぞかしキレイだろうなぁ。

五重塔からさらに上に行くと奥の院に行けるのだが、そろそろバス停に戻らないといけない時間だったので奥の院はまた今度。

川のせせらぎと景色がきれいで本当に癒やされる。

バス停に戻る途中、有名なよもぎ入りの回転焼きを買って食べた。

おばあちゃんが一人で焼いていたけど、会話がとても楽しくて嬉しかった。

心が温かくなった。

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