平等院の参道から宇治川を渡ると、京阪電車の宇治駅がある。
今日は最終的に六波羅蜜寺まで行きたいので、さてどうしようかと考えた結果、三十三間堂に寄るのがやっぱり最高ということになった。
ええ、またですよ。また行きますよ。好きなんだもん。
京阪の七条駅までは中書島駅で一回乗り換えがある。4月に来たばかりだから道のりなどはお手のものだ。なお、連れは私がひとりで京都に来たことを知らない……。ふふふ。
七条駅に着く頃には雨もやみ、傘は必要なくなった。
三十三間堂に着くと、4月よりも確実に人出が増えていた。ここは清水寺などのある五条からも近く、観光客も多いので、ツアー客もたくさん!
人の間をうろちょろしないと柵の前ではじっくり仏像を観れない。
それでも意外とちゃっかりしてるので、ちょろちょろしながら良い場所を見つけては足をとめる。
御本尊の手前まで来た時に、通路に設置されたテーブルのところに座っているお坊さんの頭が目に入った。
おや? と思って見てみると、「御朱印」と書いてある……。御朱印……。
前回御朱印もらってない! もらうの忘れてた!
ということにようやく気付いたのである。今回は抜かりなくいただきました。個人的大失態だぁ。でも今回はちゃんといただけたので良しとしよう。
気を取り直して残りの仏像さまをじっくり拝見。やっぱ良いわー。癒しの空間。
時間を掛けて観賞してから三十三間堂を後にする。
雨もやんだので、そのまま六波羅蜜寺までは歩くことにした。距離約1kmちょっと。15分くらいかな?
七条駅側の交差点を渡り、お向かいの京都国立博物館を横目に歩いていると、豊国神社があった。
豊国神社は豊臣秀吉をお祀りする神社で、どっしりとした唐門が印象的。国宝だそうだ。
金色と黒の唐門は、なんとなく私の中で豊臣秀吉のイメージされる色なんです。なんでかな? と思ったけど、某ゲームの秀吉さんが金色と黒の鎧を着てたからだわ。あまり使わないけどね。
普段はこちらの方は来ないから、豊国神社があることも知らなかったけれどなかなかに良い神社だ。宝物館には宝刀などの展示もされている。
でも、知らなかったからスルーしてしまった! 次はきちんと宝物館まで見学しよう。
御朱印をいただいたら、豊国神社を出て再び六波羅蜜寺を目指す。
すぐに右手に立派な石垣が積まれており、まじまじ見てみると、これも豊臣秀吉の築いたものだそうだ。豊国神社をぐるっと囲うように設置されているようで、大仏殿石垣という説明書きがあった。
この先にある方広寺にあった大仏殿の名残なのだそうだが、大仏殿は三十三間堂の隣にあったとか!
てことは、京都国立博物館とかも方広寺さんの土地だったってこと? めちゃくちゃ勢力あったのかな。
しかも奈良の大仏よりもでっかいのを造ってた辺り、秀吉らしい。……でかくないか? そりゃ広い土地がないと無理だわ。
方広寺さんには、今は10分の1サイズになった大仏さまがいらっしゃるようなので、機会があったら行ってみよー。