小説書くのって楽しいですよね!
投稿サイトには大量の作品が日々投稿されてます。
誰でも小説を書いて発表できるようになりました。
でも。
その文章、基本を守ればもうちょっと良くなるんじゃない? と思うことも多々あるし、何なら「基本がなってない!」とレビューやコメントに書かれてる人も見かけます。
そうなる前に文章の基本、一緒におさらいしませんか?
段落の最初は一文字空ける
文章を書く時、段落のはじめは一文字空ける、というルールがあります。
横書きだとこうですね。(一文字分空けています)
web小説だと読みやすさを優先するため、一行ごとに改行したり空行を入れたりしまよね。
段落を意識することの方が少ないですが、段落頭の一文字下げと言うのは作文で最初に習う基本中の基本なので、一文字空けた方が正解です。
なぜ一文字空けるのか
段落とは、文章の塊です。
一文で終わる段落もあれば、いくつかの文が集まって1つの段落を作っているものもあります。
以下の例文で見てみると……。(黒月の作品より)
赤枠で囲ったところが1つの段落です。
交渉したいけれども気が引ける→それはなぜか、という理由を1つの段落に入れています。
次の段落を見てみます。
気が引けるから味方が欲しい→誰にしよう、というまた別の話題に変わっているので、新しい段落にしました。
同じ話題を1つの段落にまとめるイメージです。
ただ、段落はその作者の感覚的な部分があるので正解はないです。ひたすら一行ずつの段落にしても非難される筋合いもまた無いのです。
そういう作風なんだ! と胸を張ってOK
ただ、ひたすら一文字下げずに書き続けた場合、読者はどこで文章が切れているのか、話題が変わっているのか分からなくなるんです。
いやいや、こんなに分かりやすく書いてるじゃないか!
というように思う人もいると思いますが、それは書いてる側がストーリーも登場人物も、すべての設定や流れ、さらには頭の中にある風景ですらも把握しているだけ。
読みに来てくれる読者さんはストーリーがどのように展開するか分からない上に、登場人物の顔すら知りません。地形も、どんな世界なのかすらも文章から読み取って想像するしかない。
なので、きちんとした「小説」と言うものを書くならば、文章の中で設定などを地の文や会話に上手く織り交ぜながら説明しないと成り立たないものなのです。
その為に活躍するのが「段落」で、1つの話題をまとめ、分かりやすいように次の話題(段落)へと導く為に、その文章の最初は一文字開けましょう、というルールになってます。
「」から始まる段落はどうするの?
鉤括弧「」は主に登場人物の会話や名称、引用などに幅広く使われる記号ですが、段落の最初に「」を使う場合は一文字下げを行わないという決まりがあります。
またもや例文で見てみます。
このように「」を一番上にすることで、会話文の始まりを一文字下げた状態からスタートできます。
高さが揃うので見た目も違和感なく、「」があることで会話なのだと一発で分かりますよね。
なお、喋るキャラクターが変わる時は改行し、また「」から会話文を始めます。
ここで「」の前にキャラクター名などを入れてしまうと、「小説」ではなく「台本」「脚本」になってしまうので注意!
誰が喋ってるのか分かりやすくしているのでしょうが、「台本」になってる小説を嫌う読者さんは多いです。要注意。
「」最後に句読点は打たない
これ、めっちゃ見かけます!
「」の最後には句読点は打たない決まりなんです。(句読点とは、「、」や「。」のこと)
「」を伴わない普通の文章の場合は文末に「。」を付けないと、どこが文章の終わりか分かりませんよね。
けれど「」の場合は「かぎかっこを閉じることでセリフが終わったんだと認識できます」
「」は文末の「。」と同じ役割も兼ねているので、「」内の文末には句読点は必要ないのです。
ただし、感嘆符(!)や疑問符(?)は文末に使用できます!
「」と『』の違い
鉤括弧と似ている『』ですが、これは使い方が2種類あります。
- セリフの中に、他人のセリフを入れ込む時
- 書籍名や作品名、映画タイトルなどを表す時
下の、書籍名や映画タイトルなどは説明なしでも分かると思いますが、もう1つの使用例。
セリフの中に他人のセリフを入れる……つまり、
「あいつが『なんとかだ』って言ってたよ」
こんな感じのパターンの時に使用します。
オレンジのライン部分は登場人物Aのセリフ、緑のライン部分はA以外の誰かが言ったセリフをAが話してる、という場合に、他人のセリフ部分の引用であることを区別する為に『』を使用します。
「」の中に、また「」を入れたらややこしくなっちゃうので、「」の中に「」を入れたい時は『』を使う! と覚えておくと良いです。
なお、正しい使い方ではないかもしれませんが、私は目の前にいない相手のセリフ(電話とか通信とか、メール、手紙など)でも『』を使ってます
感嘆符(!)や疑問符(?)のあとは一文字空ける
これも良く見かけます!
意外なのは、WEB小説のコンテストなどで受賞されてる方も空けてなかったりするのですが、感嘆符(!)や疑問符(?)のあとは、一文字空けて文章を続ける、というルールがあります。
これは多分、読みやすさ、見やすさの問題なのだと思います。
「合格した!すごくない?マジで」
「合格した! すごくない? マジで」
同じ文章ですが、記号のあとに一文字空けた方が読みやすさもあり、何となく感嘆符や疑問符が目立ってより強調されるように感じます。
なんで句読点や「」のあとは一文字空けないの?
なんで? と言われると説明に困るなぁ
そう思ってちょっと調べてみたら、句読点や鉤括弧は全角扱いにもかかわらず、全角一マスの中に小さく、しかも文字側に詰めて打つ性質がある為、半角分のスペースが自動的に出来るからわざわざその後に一文字空けなくても良いのだそうです。
確かに半角分のスペースが確保されているので読みやすくなってますよね。
感嘆符や疑問符は1つなら全角、2つなら半角2つを1マスに!
これも作文の授業で習ったような……?
強調したい時に使う感嘆符「!」
疑問形を表す疑問符「?」
どちらも一マスに1つで使う物ですが、更に強調したい時とかは「!!」や「!?」を使いますよね。
これにも一応ルールがあって、2つ重ねて使う時は半角同士を組み合わせて一マスに収めます。
2つで一文字、というイメージ。
あと、私もやりがちなのですが「!!!!!!」という表記。
これも明確な正解はないのですが、だいたい5つくらいまでなら読者さんにも不評を浴びずに切り抜けられるようです。
あまり多かったり、多用してたりして「バカっぽい」などという辛辣なお言葉をコメントやレビューで書かれてる作品をいくつも見たことがあります。
ほどほどに、というところですかね
三点リーダー「…」は2つ繋げて使う
これも意外と知られていないルールなのですが、三点リーダー「…」を使う時は2つセット「……」で使うのが基本となっています。
これも見栄えの問題なのかな? と思うのですが、三点リーダーを使う時って、文章に余韻や含みを持たせたい時に使うことが多いので、なんとなく2つ繋げた方が強調出来るのかな?
出版業界では2つ繋げるのが常識のようなので、よほどのこだわりがある場合を除いては2つ(または2の倍数で)繋げて使うのが無難だと思います。
また三点リーダーの代わりに「。。。」を使ったり「・・・」を使ったりしてる方も見かけますが、これはオススメしません。
さすがにもうちょっと勉強しようぜ、と思ってしまうからです
ダッシュ「―」も2つ繋げて使う
三点リーダーに続いてもう1つ、2つ繋げて使うのが基本となってるものがあります。
それがダッシュ「―」です。
- 文章の中で敢えて追加情報や説明を挿入する時
- セリフや思考を印象付けたい時
- 余韻を持たせたい時
- 引用する時
などなど、結構色んな表現に使えるダッシュ。
2つ並べると「――」となりますが、2つ並べて使うのはハイフンや伸ばし棒(長音符や長音記号と呼ばれる)と区別する為だと言われています。
確かに2つ繋げないとハイフンなのか、伸ばし棒なのか、ただの記号なのかややこしいですよね。
数字は縦書き前提なら漢字で、横書きなら数字で
文中で使用する数字にも、実はルールがあります。
小説や教科書など、縦書き前提で書くものならば漢数字で、横書きならば数字でOK。
Web小説は特に縦書きに変換しなければ横表示が多いので、特に気にせず普通に数字を使っても良いと思うのですが、表現にこだわりたいとか、書籍化を目指しているのであれば漢数字を用いる方が無難だと思います。
あとで直すの面倒だしね
まとめ
今後はますますWeb中心の世の中になっていくとは思いますが、文章のルールを知っておくだけでつまらない批判を受ける可能性はぐっと押さえられますし、作品の見栄えも良くなります。
作品をもう一度見直してみて、改善に結び付けば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!
では、楽しい創作ライフをー!
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