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✝ 残 ✝ 018話 吸血人形ドール(2)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残018話 吸血人形ドール(2)✚ 「よっ!」「なんだ……、デューンか」 長身の背を少し丸めて気さくに片手を上げる男の姿を認めると、エルフェリスは人知れずほっと胸を... -
✝ 残 ✝ 017話 吸血人形ドール(1)【恋愛ダークファンタジー小説】
〈第三夜 偽りのドール〉 ✚残017話 吸血人形ドール(1)✚ 幼い頃、大好きだった人形があった。何度目かの誕生日のお祝いに、司祭が買ってくれた女の子の人形。目は大... -
✝ 残 ✝ 016話 光と闇の接点(2)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残016話 光と闇の接点(2)✚ ここまで重大な秘密を共有する自分にも話せないようなことが、彼らの暮らすあの小さな村の中にあるのだろうかとロイズハルトは疑念の目を... -
1冊からOK。pixivFACTORYで自作小説を文庫本化してみた話【スマホ写真解説付き】
自分の書いてる小説を本にしたいけど、ある程度冊数まとまらないとダメなんでしょ?自分用だから一冊で良いんだけど! そう思っている方、私以外にもいるんじゃないです... -
✝ 残 ✝ 015話 光と闇の接点(1)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残015話 光と闇の接点(1)✚ 知らなければ良いことなんて生きている上では幾つもあって、いちいち覚えていられない。 聞かなければ良かった、知らなければ良かった... -
✝ 残 ✝ 014話 夜明け前(2)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残014話 夜明け前(2)✚ 不思議な組み合わせの訪問を受けて、初めロイズハルトは呆気にとられたような表情で眉をひそめた。そんなロイズハルトを半ば押し込む形で部屋... -
✝ 残 ✝ 013話 夜明け前(1)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残013話 夜明け前(1)✚ 明けない夜は無いと、誰かが言っていた。 どんなに追い詰められようが、どんなにどん底に叩き落されようが、必ずどこかに打開策はあるもの... -
✝ 残 ✝ 012話 共存の盟約(2)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残012話 共存の盟約(2)✚ 「リーディアは反対のようだけど、ゲイル司祭としてはどう?」 押し黙ったまま一点を見つめ思案するエルフェリスをよそに、無邪気に明るい... -
✝ 残 ✝ 011話 共存の盟約(1)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残011話 共存の盟約(1)✚ 一見聞こえは良いが、共存なんて言葉は、裏を返せば互いに牽制するための便利な表現に過ぎない。 この会議においては特に。 元々敵対し... -
✝ 残 ✝ 010話 三人のシードヴァンパイア【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残010話 三人のシードヴァンパイア✚ 時が止まるようだ。 という表現を、今使わずしていつ使うのだろう。 エルフェリスは今、そんな心境にあった。 呼吸を忘れ... -
✝ 残 ✝ 009話 三者会議の幕開け【恋愛ダークファンタジー小説】
〈第二夜 三つの思惑〉 ✚残009話 三者会議の幕開け✚ いつの頃からかそれは、“三者会議”と呼ばれるようになった。五~十年に一度、人間・シードヴァンパイア・ハイブ... -
✝ 残 ✝ 008話 薔薇の居城【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残008話 薔薇の居城✚ 禍々とした空気が渦巻いていて窒息してしまいそうになる。 そんな空間を想像していた。 初めは。 けれどすぐにそのイメージは崩される。 ... -
✝ 残 ✝ 007話 麗しの案内人(2)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残007話 麗しの案内人(2)✚ 出立の時が来た。 エルフェリスとゲイル司祭は一度だけ顔を見合わせると、互いに大きく頷いて、一歩一歩を確かめるようにゆっくりと客... -
✝ 残 ✝ 006話 麗しの案内人(1)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残006話 麗しの案内人(1)✚ 月明かりは時に、迷える者への道標となる。けれど新月である今夜は反対に、果てしない暗闇に吸い込まれてしまいそうな感覚に陥った。 ... -
✝ 残 ✝ 005話 ヴァンパイアからの招待状(2)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残005話 ヴァンパイアからの招待状(2)✚ やはりこの男もまだエリーゼを諦めてないのかと、相変わらずの執着の深さに、エルフェリスはそれまでの固い表情を崩して思わ... -
✝ 残 ✝ 004話 ヴァンパイアからの招待状(1)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残004話 ヴァンパイアからの招待状(1)✚ それはわずか二日前の事だった。 月明かりも姿を消した、漆黒の新月の晩。夜も深く更けた頃、人目を忍んでひっそりとこの... -
✝ 残 ✝ 003話 消えた姉(2)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残003話 消えた姉(2)✚ 「いつからそこにいたの? デストロイ」 だからあえてわざわざ視線を動かすこともないだろうと、前を見据えたままでそう言ってみせた。する... -
✝ 残 ✝ 002話 消えた姉(1)【恋愛ダークファンタジー小説】
〈第一夜 招待状〉 ✚残002話 消えた姉(1)✚ いつも思い出すのだ。 この灰色に淀んだ空を見ると。けたたましいくらいの雨音を聴くと。 「エルフェリス。私、シー...