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✝ 残 ✝ 057話 ある夜の出来事(2)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残057話 ある夜の出来事(2)✚ 広くて冷たい回廊を足早に歩く彼の姿を見失わないよう、努めて足音を立てないよう注意しながら小走りで付いて行く。 ロイズハルトを... -
✝ 残 ✝ 056話 ある夜の出来事(1)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残056話 ある夜の出来事(1)✚ 「エルフェリス様、お加減いかがですか?」「うん、もうすっかり元気! 心配かけてごめんなさい」「まったくですわ。しばらく無茶は禁止... -
✝ 残 ✝ 055話 ルイの帰還(3)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残055話 ルイの帰還(3)✚ † † † † † そしてそれからまた数日後、ついに城内が尋常でないほどにざわめき立つ瞬間を迎えた。 城に住まうありとあらゆる者が出... -
✝ 残 ✝ 054話 ルイの帰還(2)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残054話 ルイの帰還(2)✚ 以前ちらりとレイフィールのドールにそのような話を聞いたことがあったが、それよりもなお計り知れないようなことが、日常的に繰り返されて... -
✝ 残 ✝ 53話 ルイの帰還(1)【恋愛ダークファンタジー小説】
〈第四夜 灰色の風〉 ✚残053話 ルイの帰還(1)✚ 人は未来を知ることができない。 そんな便利な能力が備わっていれば、こんなにも荒くれた世の中にはなりはしなかっ... -
✝ 残 ✝ 052話 断罪の日(6)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残052話 断罪の日(6)✚ エルフェリスはそれを慎重に聞き取っていく。 「あの男とは……庭園茶会の日に城の外で出会ったの。黒いマントで身を包んだ、恐ろしいくらいに... -
✝ 残 ✝ 051話 断罪の日(5)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残051話 断罪の日(5)✚ 「……カルディナ……?」 そしてそっとその名を呼ぶ。 返事は無かった。 てっきり自分の姿を見て掴を手にとってさらに奥を覗いた。 揺らめ... -
✝ 残 ✝ 050話 断罪の日(4)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残050話 断罪の日(4)✚ 「ちょ……っと?」 今の今までの緊張感はどこへやら。 突然のロイズハルトの奇行にエルフェリスは成もなく、ただただひたすらに動揺した。 ... -
✝ 残 ✝ 049話 断罪の日(3)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残049話 断罪の日(3)✚ 「尋問て……何を……」「それは言えない。ヴァンプにはヴァンプのやり方がある。だが……レイの尋問は決して甘くはない。カルディナが簡単に口を割っ... -
✝ 残 ✝ 048話 断罪の日(2)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残048話 断罪の日(2)✚ 「リーディアは? リーディアは無事なの?」 ただでさえ早い段階で背中に大きな一撃を受けていた上に、彼女もエルフェリスの傍で戦っていた... -
✝ 残 ✝ 047話 断罪の日(1)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残047話 断罪の日(1)✚ 「カルディナはドールとしての行動を見誤れようなどという過ぎた真似は有るまじき行為だったな。それがどういう事か、お前には分からないようだ... -
✝ 残 ✝ 046話 狂愛の果て(4)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残046話 狂愛の果て(4)✚ その瞬間。 「リーディ……ア様、いらっしゃる……、の?」 幾分大きくなったその声に、エルフェリスとリーディアは顔を見合わせると、すぐさ... -
✝ 残 ✝ 045話 狂愛の果て(3)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残045話 狂愛の果て(4)✚ † † † † † 時が凍りついたように、エルフェリスもまた衝撃を受けて固まっていた。 「ロイズハルトが……禁術使い……?」 禁術はもはや伝... -
✝ 残 ✝ 044話 狂愛の果て(2)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残044話 狂愛の果て(2)✚ † † † † † 慌しく居城内を走り回る者たちの足音が、静まり返った回廊に響き渡る。 先ほどから自室のバルコニーに立ち、泉の方角をじ... -
✝ 残 ✝ 043話 狂愛の果て(1)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残043話 狂愛の果て(1)✚ 苦しい……。 誰か助けテ……? 私はここにいるのに……。 あア……ロイズ様。 助けて下サ……イ……。 「ねえリーディア。こいつらいつの間に紛れ... -
✝ 残 ✝ 042話 聖なる血の裁き(8)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残042話 聖なる血の裁き(8)✚ ワンドの先から白い閃光した。神聖魔法の中でも一番威力の弱い魔法ではあったが、それでもただのハイブリッドが相手ならば十分すぎるほ... -
✝ 残 ✝ 041話 聖なる血の裁き(7)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残041話 聖なる血の裁き(7)✚ 辺りはいつの間にか大量の灰で溢れていた。わずかな風でもそれは砂塵を含んで醜く濁っていた。 先ほどから、身体が鉛のように重い。 ... -
✝ 残 ✝ 040話 聖なる血の裁き(6)【恋愛ダークファンタジー小説】
✚残040話 聖なる血の裁き(6)✚ しかしその間にも残った男たちは次から次へと襲い掛かってきた。 このままではリーディアの負担は増す一方だと悟ったエルフェリスは...